アルデンテな日日

毎日毎日少なくても日本酒三合は呑んでた男がなぜか不意にどうしても断りきれない宴会のある時にだけしかたなくとことん呑むことにしたとても断酒とは言えないタイトルは俳句っぽい禁酒日記のようなもの。

本気かよしょうがねぇなぁ、では乾杯

呑んだ。「私はいま酒やめてるんですよ」と言っても「いや、どうしてもきょう飲みたいんです、一擲*さんと」「でも私夜勤だから飲めるとしても朝ですよ。11時には寝ますよ。それでもいいですか」いいと言う。呑みたくなかったけど(本当か?)仕方ない。そんなわけで今朝は呑んだ。再禁酒4日で再飲酒である。夕方黒電話の音**に起こされる。いま近くに来ているので渡したいものがあるという人からの電話。外に出て待っているといい風である。来た。お礼ですと言う。貰った。ではまたと別れ私の手にはバーボン。琥珀色の液体を夕陽にかざす。明日からまた再再禁酒しようと思いつつなぜ俺はいろんなことを断われないんだよと嘆く。明日また「どうしても飲みたいんです、あなたと」と言われたらまた呑むのか。明日は明日の風の中。さてと夜勤だ。

* 私のHN

**私の着信音

f:id:hooqooh:20170519211451j:image

桑の実の酒でも作るか再禁酒

毎年桑の実がどっさりなる木があるのだが猫も食べなければ私も食べずましてお子などは果たして食べられるものであると知っているかどうか。かみさんはおそらく桑の木であり桑の実であり食べられるものであると知っているとは思うのであるが。正直に言おう。旨いのだろうか。今朝の桑の実はまだ赤い。濃い紫というかブラックベリーの実のような色合いになったら旨いのだろうか。桑の実。桑苺。マルベリー。今年は食してみようと固い誓い。そしてホワイトリカーと氷砂糖で桑の実の酒でも作ってみようかと真面目に検討していたりする。日々桑の実の色を観察しブラックベリーのような色になったらさんざんこの私を酔わせてきたアルコールの中に静かに沈めてみようと思っているのである。そして桑の実酒が出来たら少しだけ味見してみようと思うのである。呑みたくなってきたのか俺。違うな。呑みたくはない。ではマルベリーのジャムはどうだろう。いやいや。やはり酒だね。少しだけ味見して飾ろう。つーか、たぶん作らないね。作らないで終わると思う。ま、いい色合いになったらひとつふたつつまんでみよう。それだけは固い誓いということで。

竹ひごのゼロ戦飛んだ桑苺 062312#poihai

f:id:hooqooh:20170517212756j:image

 

俯いて再禁酒二日若葉寒

夜勤明け野暮用を済ませて帰宅するともうお昼。いつもの魚屋さんで中落ちときょうは平目のいいのが入ってるよってなことで平目の刺身を購入。いつもならビールそしてお酒そして寝るというゴールデンパターンなのだが中落ちと平目でひとりもくもくと大飯を喰らう私であった。酒ではなくごはんでも旨い魚は旨いのである。刺身のツマの大根まで旨いのである。水さえも旨いのである。寝転びながら文庫。いつの間にか夢の中。目覚めたら夜勤。体重は完璧に元通りの四捨五入すれば90kg。しぶしぶと重い身体を誤魔化しながらどうにかこうにか職場へと向かう。私を待つ竹馬の友がいるわけでもなく日のとっぷりと暮れた小闇の中の磔刑台はきょうも間違いなく私のために置かれているものであり日々それをせっせと磨く者は誰あろうこの私自身であり背をつつかれ尻を蹴飛ばされ呻きながら回り回って虚しく自分に返ってくる呪詛を吐きそれでも今宵も小惑星なんぞが落ちてこない静かな夜であることを希望したりするとても小さなスミレほどの私がいるのであった。

f:id:hooqooh:20170516185828j:image

夏の夜の儚き夢か禁酒再開

わずか十九日間というどうにも半端な日数で第一次禁酒が終了。昨夜は順調に二次会まで参加だいぶ聞こし召しました。本日よりまたしても性懲りもなく第二次禁酒を開始。次回は来月にまた宴会があるのでそれまでの禁酒である。長い休肝日と思えばよろしいかと。現在の酒の在庫を記す。冷蔵庫に缶ビールが一本。キッチンの隅の暗がりにウィスキーが半分。キッチンの隅のウィスキーの隣に日本酒が三分の一。一閃庵に日本酒が一本。以上である。この在庫が来月の宴会当日まで減らないことを祈ろう。

今朝は舞子とこまちよが先月同じ日に何処かで産んだはずの仔猫が屋根裏に居ることが判明。決死隊を結成して仔猫を確保。3匹と3匹。1メートルくらい離れたところでスクスクと育っていた。3匹づつどちらがどちらの子か少し離して舞子とこまちよに育てさせようとしたのであるが(どっちがどっちの仔猫かは判明した)なぜか舞子とこまちよが共同作業します!という感じでミルキープリンセスの空き袋に仔猫を運び2匹仲良く授乳。ほほえましいかぎりである。

本日より赤兎馬は代掻き三昧に突入。そして日暮れとともに夜勤へゴーだ。

f:id:hooqooh:20170515204200j:image

麦の穂に雨や禁酒も十八日

禁酒を始めてから十八日目。たぶん十八日目。昨日十七日目だったはずだから一日分プラスして十八日目。まず確かな数字だと思う。しかしもうきょうは何日目明日は何日もうあと何日で何日目だとかどうでもいいような気がしている。明日。いよいよ明日が宴会の日である。宴会。実に懐かしい響ではないか。我が禁酒も本日をもって終了かもしれない。いやおそらく終了であろう。いやおそらくではなく間違いなく終了であろう。そうだ。いっそ夜勤が休みの今夜自らの意思で禁酒を破り呑んでしまおうか。酒はあるか。考えるまでもない。ある。冷蔵庫にはまだ手付かずの例の缶ビールが二本冷えているではないか。しかし今夜は寒い。ならばキッチンの隅の暗がりの例のまだ半分以上残っているスコッチがあるではないか。いつものようにストレートでやれば胃の腑がカッと熱くなるだろうなぁ。今夜のような寒い日にはショットグラスでクイっとやりたいねぇ。それよりもまだまだ三分の一以上も残っている日本酒もスコッチの隣にあるではないか。こんな寒い夜はやはり燗酒だよねぇ。しみじみ呑めばしみじみりぃだよねぇ。でも一升瓶の三分の一だと少し心もとないしなぁと思ったところでハタと思い出したよ。我がスタバもといシゴトバの事務机の下の永久影*にとあるお寺の住職さんに貰った一升瓶が封も切らずに置いたままになっているではないか。雨もちょうど小雨になっているではないか。傘などさす必要もない。わずか百メートルにも満たない距離だ。行け。行ってたとえ三分の一しかない酒を呑み終えたとしてもまだあと一本分の余裕があるという余裕のある呑み方ができるではないか。今だよね。小雨の今だ。まだかみさんもお子たちも帰ってきていない今だ。今がチャンスだ。今を逃したら自ら禁酒を破るキッカケがない。今を逃したらやっぱりお前は禁酒を破るということも出来ない意気地のない男になってしまうんだぞ。そんなことでいいのか。そんな軟弱なことでいいのか。禁酒を破ることも出来ない男なのか。禁酒ひとつ破ることも出来ないそんな情けない男なのかお前は。さあ、今がその時だ。お前の男気を見せてやれ。さあ。やうし。俺は男だ。漢だぜ。

ただいま86kg。やはり順調に体重も回復している。正直な数値を浮かび上がらせた(浮かび上がらせなくてもいいのに)体重計を横目に私はひとり静かにナッツなんぞを摘みながらアップルティーを飲んでいる。禁酒すら破ることの出来ない弱い男であった。

f:id:hooqooh:20170513185410j:image

*惑星や衛星の表面において太陽光が全く届かない領域。

禁酒十七日月を宿すか射干の花

あきたこまち及びミルキープリンセスのための赤兎馬イカデビルバージョンの農作業は本日をもって終了。次回は来月の飼料用稲の時にまたまたアタッチメントである。さて今夕も野暮用で佐原を逍遥。ついでに我が禁酒を自ら鼓舞しながらそれでいて嘲笑おうと主に居酒屋をチェックポイントとして散歩王(ウォーキング)。やがて日もとっぷりと暮れて本日も夜勤は大遅刻に決定となる。されど今夜は威風堂々とはとてもいかず小心翼々な遅刻となるのである。ひたすら誰にも気づかれないようにあくまでも2時間も前から仕事していたような何食わぬ顔でさらにはうまく誤魔化すために世間の目を緊迫した世界情勢にもっていこうと考えているのである。私には出来るはずである。出来るはずである。 1時間15分の遅刻であった。さみしいことに誰にも気づかれなかったようである。めでたしめでたし*。

f:id:hooqooh:20170512213417j:image

*実際のところは完璧にバレてると思われます。

日も暮れて十六日目の禁酒かな

禁酒継続が中断されるかどうか危ぶまれる5月14日の宴会が近づく中本日の私はといえばあいも変わらず赤兎馬イカデビルバージョンの農作業である。夜勤者でもある私は農繁期には細切れの睡眠でこの世を生きている。伊賀のカバ丸の忍者修行大会第1夜のありがたく思いやがれ的な睡眠なのである。わずか16日前まではその貴重な睡眠時間を削って酒を呑んでいたわけである。酒を呑まないと寝れないし疲れも取れないからなぁなどとほざいてはゴンゴン呑んでいたのである。摂れるのはカロリーと脂肪ばかりであったのであるが。夕方野暮用で佐原の街を逍遥。野暮用が長引いてしまい威風堂々の大遅刻。月は満月朧に煙る。およそ1時間20分ほど遅れてアジト(会社の建屋のことね)に到着。2時間も前から忙しく仕事していたような何食わぬ顔であらゆる視線を跳ね返し私の夜は静かに始まるのであった。

 「酒瓶の中に囚われていた私」というタイトルでとある昆虫型のフィギュアでアート作品をスマホ撮影しましたので貼り付けておきます。どうぞお笑いください。

f:id:hooqooh:20170512051716j:image