アルデンテな日日

毎日毎日少なくても日本酒三合は呑んでた男がなぜか不意にどうしても断りきれない宴会のある時にだけしかたなくとことん呑むことにしたとても断酒とは言えないタイトルは俳句っぽい禁酒日記のようなもの。

蛙子や禁酒五日目の日が暮れる

二日目の豚汁はとても美味しくてほんのつい一週間くらい前の私であれば午前の農作業を終えての昼ごはんの時に一口飲んだだけのこの豚汁が引金になって今夜は夜勤だし午前中私は一所懸命頑張ったことだし汗もかいたしここでビールをいただいてもいいだろう一本くらいなら午後も仕事は出来るしビールから酒に移行したとしてもコップ一杯くらいならたぶん午後の仕事にさほど影響がでることもあるまいしよしんば一杯が二杯二杯が三杯になって午後の部の仕事をちゃっかりパスしたところでそもそも私はそのまま夜勤なんだから午後は呑んで憩むべきが本当なんだと時間が経ってより美味しくなった我がお手製の豚汁の包丁ではなく小さな銀の(語弊があるな)銀色の匙で丁寧に千切ったコンニャクに向かい崩れやすいよく煮込まれたジャガイモのような我が怠惰を好む心情を優先させおもむろにプルタブのシャープな音を響かせていたものなのだが驚いたことに自家製のミルキープリンセスを頬張り自家製の糠漬けを噛みスタバの特大なタンブラーにキリンのアルカリイオン水なんぞを注いでそれをさも美味そうに飲む私がいるではないか。午後も農作業を真面目にこなしだいぶ禿げかかった同級生のヤンマー従業員の今夜どうだい?にも寂しげな笑顔でまたなと応え風呂に入り飯を食らい夜勤へと。少し風のある夜の街へと。而して静かな夜ではあった。後三時間。本日は野暮用のため農作業はほぼなし。天気も下り坂だという。さらには月曜の夜なのに夜勤もなし。そうこうしているうちの禁酒六日目の夜ははたして甘いか苦いかどちらにしてもいろいろお誘いが多そうだ。