アルデンテな日日

毎日毎日少なくても日本酒三合は呑んでた男がなぜか不意にどうしても断りきれない宴会のある時にだけしかたなくとことん呑むことにしたとても断酒とは言えないタイトルは俳句っぽい禁酒日記のようなもの。

日が暮れる禁酒十一日目の薄暑光

きょうもよく働いた。つかれた。誰も褒めてくれないから自分でねぎらうのさ。だったか。山寺宏一の「つかれた」が脳内をぐーるぐるである。適当に覚えているのでほとんど私の中では替え歌になってしまっているがいいよね。「君たちの空飛ぶ火の車は壊してしまったけどいいよね」という仮面ライダースーパー1よりは全然いいよね。風が強く吹いてきたので頑張って工藤静香の「黄砂に吹かれて」を大声で歌っても目が開けていられず赤兎馬を駆る農作業は続けることが出来ず終わりにする。明日朝早くからきょうの続きをやるということでよしとしよう。それでいいよね。シャワーを浴びディオールオムを身体にはたき一息ついたところでまだ半分以上残っているスコッチがありまだ三分の一以上残っている菊正宗がありまだ封を切ってない松竹梅がありエビスの缶ビールが二本冷蔵庫で冷えている。今宵は休み。昼の農作業でいい感じに草臥れた身体。そういう状況が私の目の前にある。そう草臥れた身体にはもってこいの飲物のような気がする。そうわずか11日前の私なら気がするもなにもシャワーを浴びた後に間髪を入れずエビス二本そしておもむろに菊正宗であったはずである。それがどうだ。おもむろにアップルティーなんぞを飲んでいるではないか。いいのか。いいのか俺。いいよね。仮面ライダースーパー1の最終回観たくなってしまった私は長い夜をもてあましもしかすると丑満時にモノリスのような冷蔵庫をそっと開け缶ビールのプルタブをそっと上げ「呑んでしまうけどいいよね」と言いながら酒にしようかスコッチにするかニタリと笑っているかもしれない私である。

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